Raga & Tala

インド古典音楽はラーガ(旋律)とターラ(リズム)で表現され、ラーガは太陽に位置する光の動きと量を繁栄し、演奏される時間が決まっています。
ターラは宇宙のリズムが作り出す時間の流れの事で、人体の鼓動にあたります。
インド音楽の特徴は、光の綾と身体の鼓動が季節や時間、その現象と場の雰囲気を反映して演奏されます。
シタールが奏でるラーガは驚くほど繊細な音程で成り立ち、タブラの打ち出すターラと絡み合い、聴衆のたましいを梵我一如…Brahmaとの合一(歓喜)へと導いて行きます。
今、この時のラーガは演奏が始まるまでは彼らの内にあり、数百数万回演奏したとしても全て「この時」に生まれでた即興演奏なのです。